はじめに
こんにちは、はじめです!
新しい年になってこれからNISAを始めようと考えているあなたに新NISA制度には、注意しておくポイントが5つあります。
- 2つの枠の違いを理解していない
- 売却をすると枠がすぐに戻らない
- 課税されるのは、購入額から
- つみたて投資枠だけで1800万円を埋めることが出来る
- 旧NISAと新NISAは、併用して保有できる
僕は、旧NISAでつみたて投資を2020年から4年間行いました。
それから2024年になってから新しい「新NISA」が始まり、なんとなくで理解したつもりで続けています。
ですが、続けていく内にこんな所を勘違いしていた!という事に気が付きました。
ですので、これからNISAを始める人、もうすでに始めている人が制度を理解できないまま損をしないためにポイントをまとめていきます。
NISAとは?
NISA(ニーサ)は、少額からの投資を行う方のために2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられました。
引用元 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html
将来のお金に困らないようにと、自分たちで資産運用をしましょう。
運用益(売却益、配当金)を非課税にするという制度になります。
通常、株式の売却には約20%の税金が課せられます。
例えば
株式を売却して、100万円利益が出たとします。
そこに20%の税金が掛けられて、
80万円が実際に手元にくる金額になります。
しかし、
NISA制度を活用することによって、
20%税金が取られてしまう所が、0%で全額が手元に来ます。
なので、今まで投資なんて…
と考えていた人にも身近になって、始める人が増えました。
旧NISAと新NISAの違いは?
新NISA(2024年) | 旧NISA(2023年) | |||
つみたて投資 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 | 一般NISA枠 | |
制度の併用 | 併用可 | 併用不可 | ||
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 | 40万円 | 120万円 |
非課税保有期間(総額) | 1800万円 (成長投資枠 1200万円まで) | 800万円 | 600万円 | |
非課税保有期間 | 無制限 | 最大20年 | 最大5年 | |
引用元 https://go.sbisec.co.jp/media/report/nisaideco_topic/nisa_limit_241111.html
今までよりも大きく投資できる枠が増えていますね。
ここから5つのポイントについて解説していきます。
1 2つの枠の違いを理解していない
新NISA制度には、
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のふたつの枠があります。
つみたて投資枠で投資できる対象は、
長期運用向けの投資信託が対象になります。
年間 120万円 毎月 10万円
成長投資枠では、
投資信託や個別株、ETFなど
より幅広く投資することができます。
年間 240万円 毎月 20万円
僕は、
そんなに変わらないだろうと考えて、成長投資枠投資枠から使っていました。
投資信託を使えるのは、どちらも変わらないのですが…
毎月に使える限度額が、それぞれに決まっています。
なので、成長投資枠から埋めてしまうと、
資産に余裕があって、制度をフルに活用と思っていても使い切れない事があります。
正し、裏技があります。
毎月の積立金額を100円にして、ボーナス月で1,198,800円にすると一気に支払うことができます。
引用元 お金大学 改訂版
1️⃣ポイント
- 投資信託を埋めるなら、つみたて投資枠から(毎月10万円)
- 投資できる対象の違いを把握しておく
2 売却をすると枠がすぐに戻らない
新NISAでは、最大で1800万円非課税枠があります。
1800万円の枠も利益が出て、
売却を行うと売っただけの枠が投資できる枠として復活します。
正し、
ここで気をつけたい所が復活するのが翌年からということです。
利益が出たからと、売却を繰り返していても枠が戻るのは、
来年以降になるので、
その間は、空いた枠の部分は資産運用ができないということです。
2️⃣ポイント
- 売却を繰り返さない
- タイミングを計画しておく
3 課税されるのは、購入額から
株を購入するときにその時点で金額と売るときの金額に違いがあります。
それは、基準価格と呼ばれるものです。
自分が決めた銘柄を購入すると、その時点で金額で買えます。
売却をする時は、
上がっているもしくは、下がっている金額になることが多いです。
ここで説明したい事は、
非課税枠は評価額が上がった場合に1800万円を超えてもならないという事です。
非課税の対象になるのは、購入時点での価格が対象になります。
例えば
評価額が2000万円になったとします。
購入時点では、1400万円まででした。
購入価格 1400万円
売却価格 2000万円
になるので全て非課税になります。
なので、自分が持っている株式が上がって1800万円を超えたからと言って
焦って売る必要は、ありません。
楽天証券の場合
あと、どのくらい枠が使えるのかがサイトで確認できます。
3️⃣ポイント
- 購入時点での価格が対象になるので、焦って売らない
- 証券会社のサイトでどのくらい枠が残っているのかを確認しておく
4 つみたて投資枠だけで1800万円を埋めることが出来る
つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(240万円)の2つを合わせて
年間で360万円投資ができます。
ここで気になってくるのが、
1800万円の枠の中で(成長投資枠が1200万円まで)という箇所ですね。
なぜ、そうやって分けてあるのかは分かりませんが、
パッと見るだけだと、つみたて投資枠は残りの600万円まで?と勘違いしますね。
そもそも、
つみたて投資枠と成長投資枠とでは、投資できる対象に違いがあります。
つみたて投資枠で投資できる対象は、
長期運用向けの投資信託が対象になります。
成長投資枠では、
投資信託や個別株、ETFなど
より幅広く投資することができます。
両方ともに共通しているのは、長期向けの投資信託には投資ができるということです。
では、何が違うの?
成長投資枠だと個別株やETFなど幅広く投資ができる点にあります。
自分がどんなポートフォリオを考えているのか、計画しながら使っていくのが良いかと思います。
だからと言って、
早く埋めようと両方ともの枠を使いきらなくても
つみたて投資枠だけでも1800万円を埋めることが出来ます。
生涯で1800万円まで使えるという制度になるので、ゆくっリ進めていきたいという方は、つみたて投資枠のみでも充分ですね。
例えば
毎月10万円を15年で1800万円
毎月5万円を30年で1800万円
でもよいという事になります。
4️⃣ポイント
- つみたて投資枠でも充分に枠を使いきることができる
- 成長投資枠は、投資対象が広い
- ゆっくり進めるならつみたて投資枠だけでもいい
5 旧NISAと新NISAは、併用して保有できる
僕は、旧NISAの(つみたて投資)で2020年から4年間行いました。
投資出来た期間は、
3年半くらいである程度のお金を投資に回すことが出来ました。
2024年になって、新NISAが始まりした。
そこで、こんな疑問が生まれました。
今まで買っていたNISAはどうなるの?
1800万円まで使える枠は、今までのと差し引くの?
新しい制度が始まると、その悩みは解決しました。
今まで持っていたNISAと+新NISA(1800万円)だと分かったからです。
ですので、
旧NISAを保有している人は、さらに多くの非課税枠を持っていることになります。
※旧NISAは、
売っても枠が復活するわけではない。
保有のみで売ってしまうと新NISAの枠の部分しか残らない。
例えば
一般NISA(2014年~)
5年間で600万円投資しているとします。
一般NISA(600万円)+新NISA(1800万円)=2400万円が非課税
つみたてNISA(2018年~)
6年間で、240万円投資しています。
つみたてNISA(240万円)+新NISA(1800万円)=2040万円が非課税
5️⃣ポイント
- 旧NISAの枠は保有のみ
- 売っても枠が増えるわけではない
- 旧NISA枠は残しておいた方が枠が多く取れる
まとめ
今回は、新NISAをこれから始める人や
もう始めてるけど、少し分からない点がある人に向けての記事を書きました。
- 2つの枠の違いを理解していない
- 売却をすると枠がすぐに戻らない
- 課税されるのは、購入額から
- つみたて投資枠だけで1800万円を埋めることが出来る
- 旧NISAと新NISAは、併用して保有できる
制度を正しく知らないことで、損をしてしまうかもしれません。
資産形成を自分で理解して、楽しい老後の生活がしたいですね!
大事な資産管理は、自分が勉強することで様々なものが見えてきて楽しいですよ!
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