はじめに
こんにちは、はじめです!
住宅ローンを検討して、借りる銀行も決まり。
やっとローンを組んでいくかと思った矢先に出てくる壁が
「返済方法はどうしたらいいの?」
と思いますよね。

そこで今回は、「元利均等返済」と「元金均等返済」の仕組みを解説しながらどちらが良いのかをお伝えします。
それぞれのメリット・デメリットが分からないことには簡単に判断することが出来ない…
金利も幾つもあってどれがいいの?……
と考えることが沢山出てくるので結局、専門としている所にいって判断してしまう事になります。
でも、その判断は本当にあなたのライフスタイルにあったものですか?
自分で判断出来るようになるために出来るだけ分かりやすく解説していきます。
では、結論からお伝えすると「元利均等返済」の方法で返済をオススメします。
まずは、それぞれの特徴と共に解説していきます。
なぜ、「元利均等返済」なの?
なぜ、元利均等返済がいいのかは、次の3つの点があります。
理由1️⃣ 返済額一定で済むから
元金均等返済は、始めに多くの返済をして段々と減っていく返済方法になります。
元利均等返済は、毎月、利息も込みで一定の金額を返済する方法になります。
金額こそ「元金均等返済」の方が少なく済みますが、毎年同じだけの返済資金を用意できないといけません。
なぜなら、金利の変動を受けた場合、翌年も同じ金額を求められる可能性もあるからです。
理由2️⃣ 家計管理がしやすいから
毎年一定の金額と分かっていれば、安心して家計管理をして予算を建てることが出来ます。
いきなり多くのお金を返済していくと毎月の生活は、かなり絞った生活になる可能性があります。
理由3️⃣ 審査が厳しくなる
余程の資産があるかもしくは、高額の収入があるかでないと毎月の生活が出来るのか怪しくなってきます。
そうなってくると貸す銀行の方も返済の目処がたたない人には、融資を断られる可能性もあるからです。
ローンは、長期的な付き合いをする事になるものなので無理のない計画を建てる為にも
堅実な選択が必要になってきます。
元利均等返済とは?
引用 https://www.chuo-besthome.co.jp/property/level-payment/
特徴
元利均等返済とは、毎月の返済が(元金(借りたお金)➕利息)一定になる返済方法。
返済が進むにつれて利息が減っていきます。
しかしながら、返済初期段階では元金分がなかなか減らないため、総返済額は大きくなってしまいます。
メリット
①一定の返済金額
返済の金額は、決められた期間まで一定になので毎月の生活に大きく変動する心配はありません。
なので、子どもが生まれた時、病気になった時の為の備えを用意しておくことが出来ます。
※変動金利の場合、その時の変動幅によって利息の影響を受ける。
②家計管理がしやすい
今月は、これだけ使えるとわかれば、予算を建てて生活しやすくなります。
予算の把握をすることができれば、余裕のある時には旅行にも行ったりと楽しい計画を建てれますね。
③ローン審査が通りやすい
長期的な目線で計画出来るので、銀行も貸しやすくなります。
デメリット
①元金均等返済よりもトータルで返済額が多くなる
元利均等返済は、一定の返済をする分だけ利息を多く払うことになります。
そのため、元金均等返済よりも支払いが多くなってしまいます。
②金利上昇のリスク(半年ごとに見直し)
金利の見直しは、半年ごとにされるため
借りた当初の金利がずっと続くわけではありません。
なので、金利の変動は、最低でも半年ごとにはチェックをしておくことが必要です。
向いている人
✅序盤の金額を抑えたい人(無理のない返済額にしたい)
✅家計管理の把握を分かりやすくしたい人(子供の養育費、病気などのライブイベントに備えたい)
元金均等返済とは?
引用 https://www.chuo-besthome.co.jp/property/level-payment/
特徴
元金均等返済とは、毎月の返済額(元金[借りたお金]➕利息)で構成されて、元金部分は、一定でそれに合わせて利息がどんどんと減っていくものです。
つまり、初期の返済額が大きくなり、徐々に負担が減っていく事になります。
メリット
①トータルで返済額は、元利均等返済も少なくなる
初期の返済が大きくなる分、元金に対する利息が少なくなりトータルでの総支払いを抑えられる事になります。
②返済までの期間が短くなる
始めの頃に大きく返済していくので、完済までの期間が短くする事が出来ます。
③金利上昇のリスクを抑えられる
利息は、元金(借りたお金)に影響する事になります。
その元金が減っていけば、利息の影響も小さくする事に。
デメリット
①初期の返済額が大きい
初期の返済額が大きくなる分、毎月の生活が厳しくなってきます。
自分の生活を切り詰めものにしたくない人には、向いてないですね。
②家計管理が難しい
収入に波がある場合、最初の支払いを続けられるのか不安が
③審査が厳しい
収入の安定性や資産の状況によっては、審査が通りにくくなる事もあります。
向いている人
✅初期の金額と同等のお金を用意できる人(安定した高収入、もしくは資産がある)
✅早期に返済をしたい人(資産に余力がある)
✅返済をするまでに老後を迎える人(老後までローンの返済を残したくない)
✅将来的にお金がいる人(子供の養育費、車の購入、病気になるかもしれない)
✅金利上昇のリスクを抑えたい人(将来に不安がある)
固定金利
特徴
固定金利は、借入時に設定された金利が返済期間中ずっと変わらないタイプです。主に「全期間固定型」と「固定金利期間選択型」の2種類があります。
全期間固定型: 借入から完済まで金利が一定。固定金利期間選択型: 2年、3年、5年、10年などの特定期間のみ金利が固定され、その後に再度選択が可能。
メリット
✅返済計画が立てやすい
毎月一定の金額を払うので、予算管理がしやすくなる
✅金利上昇のリスクを抑えられる
3年、5年、10年などその時の契約になり、金利の影響を受けにくい。
デメリット
✅金利が高い
一定の支払いを行う分、変動金利よりも高い金利に設定されている。
✅固定期間の金利の見直しがきかない
もし、金利が下がった場合でも契約期間中は、変える事が出来ない。
変動金利
特徴
変動金利は、借入期間中に金利が市場の動向に応じて変動するタイプです。
一般的には半年ごとに金利が見直されます。
初期は、低金利ですが、金利の上昇のリスクもある。
メリット
✅低金利: 初期の金利が固定金利よりも低く設定されることが多く、返済額を抑えやすい。
✅市場金利が下がった場合の恩恵: 市場金利が低下すると、返済額も減少する可能性がある。
デメリット
✅返済額の変動: 金利が上昇すると返済額も増加し、家計に負担がかかる可能性がある。
✅将来の不確実性: 金利の変動により、長期的な返済計画が立てにくくなることがある
今の生活を充実させたい?
将来に備えたい?
金利の選択を一つ取ってもどういうライフスタイルにしたいのか考える部分になってきますね
金利の変動の救済措置
5年ルール
変動金利で支払っていると返済の途中に大幅な金利の変動がある可能性があります。
そんな場合でも5年間は、契約したままの金利で済む。
それが「5年ルール」という制度になります。
適用条件
変動金利で元利均等返済を選択した場合に適用される。
ただし、以下の点に注意が必要です。
✅️元金の返済が減るわけではない。
✅返済の先延ばしによって利息が増える事も
✅5年ルールを使わない場合よりも返済が増える
✅金融機関によって使われていない事もある。
125%ルール
金利が大幅に上がった場合でも、毎月の返済額が125%までに抑えられるというものになります。
適用条件
5年ルールと同様に変動金利で元利均等返済を選択した場合に適用される。
ただし以下の点に注意が必要です。
✅総返済額が増える事も
✅特定の商品を対象にしている事がある
✅金融機関によってあるかは、確認が必要
✅日本では、長期低金利の為に発動しにくい
まとめ

①返済方法を選ぶポイント
安定した支払い→元利均等返済
総支払いを抑えたい→元金均等返済
②金利を選ぶポイント
安定性→固定金利
低金利を活かしたい→変動金利
バランスを取りたい→固定期間選択金利
トータルで考えると「元利均等返済」で「固定金利」を選ぶのが安定性には、優れています。
ローンを組んでから課題になってくるのが返済方法です。
返済の仕方は、それぞれの生活スタイルや今の収入に合わせた方法を選んでください。
住宅ローンは、組んでからが始まりです。
自分がどんな生活を送っていきたいのかの選択にもなります。
しっかりと判断して無理のない計画を建てていきましょう。
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